2010年7月アーカイブ

民主党が負け、ねじれ国会になる。そうしたらどうなる?そんな事ばかりがマスコミの関心か。国民はもっと覚めている。今やにほんでは政治家はテクニシャンである事が要求され、本質を語る政治家が殆ど不在だ。誰が総理になろうと財政再建が必要になる。例えば、みんなの党が政権を獲ろうとこの問題から逃れられまい。大切なのは0か100という国民性を無視し、宮沢賢治ではないが、雨が降ろうとしっかり歩んでいく人材が求められている事だ。

財政再建は確かに重要かもしれないが、公務員制度や議員定数の削減、歳費削減など全体から見れば微々たる金額であろうと官は姿勢をみせる必要がある。民主党の敗因は消費税を言い出したからというが、同じく消費税を言い出した自民党は伸びた。が、比例区では民主党の方が勝った。この事も一概に自民党勝利をいえない理由だ。政治が瞑想しているから、国民はもっと考えなければ移行期的混乱は深まるばかりだ。

一度でいいからテクニック先走りの選挙でなく、本質を問う選挙に参加したい。投票をしたい人がいないというのは悲しすぎる。どうせねじれるのなら、思い切ってアメリカのように大統領直接選挙制まで考えるのはどうだろうか?大統領と議会のねじれの方がまだ見ごたえがあるというものだ。

旗が観たい

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ワールド・カップ、選挙、梅雨・・。7月である。ワールド・カップは"平和な戦争"である。国と国が戦うのだ。TBSの視聴率が深夜11時のキックオフにも拘らず60%近かった。真珠湾攻撃が現代に起き、TVで放映されたらこのくらいの視聴率は獲るだろう。1次リーグまで勝ち進んだ日本は差し詰め、第2次世界大戦の始めのようなものだ。初めは強いが、次第に追い詰められていくタイプの国民性なのだろう。第2次世界大戦の端緒と同じく、今回もマスコミに踊らされ、民意は一つに纏まった。行きつけのマッサージ治療院でお婆さんから"オフサイドって何なの?日本、勝って嬉しいね"とデンマーク戦の後に話しかけられた。こういうのが国民が一つに纏まる事なのかと妙に納得した。

悲しいのは民意はマスコミにコントロールされ易いのに、国民の中からサッ7カーであれだけ纏まれたのだから、人類未曾有の移行期的混乱の中、政治や経済、文化の面で纏まろうよという声が聞こえてこない。政治家の演説など所詮たわごと、妄言だと皆は見破っているのかもしれない。ならば我々は何の旗の下に集まればいいのだろう?ファッショを望むわけではない。只、参議院選挙一つをとっても余りに危機感が無さ過ぎる。何本かの旗が欲しいのだ。明日は未来で予測不能だが、それでもすこしはましな旗を観てみたい。

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