今、何が歌われるべきか?

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本当に長い間、ブログを空けてしまった。ツイッターで毎日、140字ぴったりで書く喜びと苦痛の性だろうか。3月11日以降、呟きも内容が変わった。どうしても脱原発を訴えていかなければならないからだ。
戦後、この国はアメリカによって民主主義と資本主義を徹底的に叩き込まれ、まるでアメリカの自治州の一つになってしまった。確かに表面上の生活は豊かになったかもしれない。昔、サリンジャーの「フラニーとゾーイー」を読んだ時、テイッシュ・ペーパーなる柔かい紙が次々と浪費されるのに驚いた。その頃、僕は高校1年で一人暮らしを始めたばかりだった。一人暮らしといっても優雅なものではない。親戚中から高校へ行くのを貧困ゆえに反対され、母と弟が暮らす4畳半のアパートを出て一人で自活を始めたのだ。といっても、広さは4畳半、トイレも台所も共同だった。トイレにはいつも固い和紙か新聞紙を使用、当然、水洗でなかった。だから、テイッシュ・ペーパーなるものをあんなに贅沢に使えるアメリカの豊かさに驚いたのだった。
しかし、民主主義と資本主義は本当に正しいのだろうか?両方はセットでなければいけないのだろうか?最近の日本を、アメリカを、世界を見ていると思うのだ。(この項、続く)

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このページは、岩田 由記夫が2011年8月19日 23:39に書いたブログ記事です。

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