傘がない

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基地問題はtwitterで何度か述べたように解の無い方程式のようなものである。

これを解くには現在・過去・未来に渡って基地問題に関するあらゆる要素をあげ、国益とは何かと考え、さらに安保の在りかた、基地周辺の住民問題など様々な要素をまず列挙する。その中で国益に適う解を導き出すしかないのだが、それとて正解にならないだろう。

井上陽水の「傘がない」、これが現在の日本政府の状況の思える。行かなくてはならないのだが、傘がない。傘は核の傘ともいえる。歌の中では色々な事件が起こっているが最重要課題は傘がないことなのだ。衆院選挙のとき民主党は、沖縄から基地を減らすと公約した。でもこれは雨が降る事を全く考慮していない能天気な物であった。それでも民主党が圧勝したのは、基地問題の公約のおかげではない。人々は単に陽水の歌で言えば彼女との約束を優先しただけである。

日米安保条約締結が成されて50年になる。この辺で今後の日本の経済及び軍事的立ち居地について根本から考え直す必要があるが、保守系、リベラル系の政治家や評論家がこのことについて深く言及したのはあまり目にしない。

傘がない鳩山政権、どうやって行くのだろうか?

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このページは、岩田 由記夫が2010年5月 6日 16:37に書いたブログ記事です。

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